柳宗理 ― 2007年05月26日 01時17分24秒

『柳宗理エッセイ』読みました。
民芸の父 “柳宗悦” の子で、インダストリアルデザイナーで、 バタフライスツールの人です。
共感できるところ満載でしたよー。
柳宗理デザインの商品すべてが、その考えを物語ってるとおもうので、
好きな方は、読んでほしいですー。
“現実のデザイン” というところで、
〜今日のデザイナーにとっては、良いものを造るというより、よく売れそうなものをデザインすることの方がより易しいであろう。勿論良心的なデザイナーはその逆である。だが彼は前者に比べてより苦労するであろう。 今日ではデザイナーは殆ど、商品を売るためという目的のために狩り出されている。従って人の購買欲を唆るような派手なもの、目につくもの、流行を追ったもの等表面上のお化粧ばかり憂身をやつしているわけである。〜
とありましたー。
そういった現状のなかでも、良いデザインのものがあって、 そういうものを、紹介したりもしています。
クリエイターはみんな “本当に良いもの” を造りたいと思っていると思うのですが、社会と関わりながら仕事をしていく時に、なかなか、実現できないでいるのでしょうね〜。
でも、柳先生は、実現できてるのが、すごいなー。
私なんて、言われたままに、描いちゃうもんなー。
と、自分と比べてみたりしちゃいましたー。